新築一戸建ては、2種類の販売方法があるのをご存じでしょうか。
多くの方にとってマイホームの購入は一生に一度きりの経験です。
そのため、どのような手順で進めてどこに気を付けるべきか悩むケースもでてくるでしょう。
今回は、新築一戸建てを購入する前に知っておきたい販売方法の種類と、その流れに加えて、注意点について解説します。
こうした基本的な知識を押さえることで、より安心して検討を進められるでしょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
所沢市の売買物件一覧へ進む
新築一戸建ての購入手段は建売住宅と注文住宅の2種類
新築一戸建てには、大きく分けて建売住宅と注文住宅の2種類があります。
それぞれの特徴を理解することで、自分に合った選択がしやすくなります。
建売住宅
建売住宅とは、分譲住宅として土地と建物があらかじめセットで販売されており、すでに設計や建設まで完了している物件を意味します。
建築の進捗によっては、土地だけの状態から販売される場合もありますが、基本的に設計は終了しています。
建売住宅のメリットは、引き渡しまでが比較的短く、セット売りによって安く販売されている点です。
すでに建築済みの物件が用意されているため、土地探しや施工業者への依頼にかかる手間を省けます。
その結果、おおよそ3か月〜6か月程度で入居が可能です。(建物が完成済みの場合は約1か月)
注文住宅の場合は最短でも1年ほどかかることを踏まえると、早く入居したい方には建売住宅が向いています。
また、土地と物件を同じ会社から購入することで割引が適用され、土地と建物を別々の会社から買うよりも低価格で手に入るケースが多いです。
もし新築一戸建てにこだわりがありつつ、予算を抑えたいなら、こうしたセット割を活用するとよいでしょう。
一方、建売住宅のデメリットは、希望が通りづらい点です。
たとえ建築がはじまっていなくても、基本的な設計はハウスメーカーや設計会社が決めているため、要望を出しても100%反映されるわけではありません。
間取りや仕様に強いこだわりがあって既存物件で理想を見つけにくい場合、購入までに時間がかかります。
さらに、複数区画が分譲されているタイプだと、似たような外装や間取りの家が並び、個性が出しにくい点も理解しておきましょう。
ここで補足として、建売住宅を選ぶ際には、事前に周辺環境や日当たり、将来の資産価値なども確認すると、より納得のいく選択がしやすくなります。
注文住宅
注文住宅とは、土地を先に取得してから、更地に希望する間取りや外装デザインを伝えて、ゼロから建ててもらう物件です。
注文住宅のメリットは、土地探しから物件の細部までこだわれる点にあります。
土地選び、ハウスメーカー選び、間取り、仕様、外壁やフローリングなど、あらゆる要素を自由に決定可能です。
「こういう家に住みたい」という明確なイメージがある場合、注文住宅は理想的な住まいを実現しやすいでしょう。
ゼロから建築するため、現場の状態や工程を定期的に確認できます。
また、将来のライフスタイル変化に合わせて空間を柔軟に設計できる利点もあります。
ただし、注文住宅は費用が高くなりやすい点がデメリットです。
同条件で比較すると、建売住宅より人件費や手数料が増え、全体的なコストがかさむ傾向があります。
たとえば、オーダーメイドのキッチンや特注の収納、独自の外構デザインなどを追求すると費用が跳ね上がるため、予算管理が重要になります。
これらの要素を踏まえ、自分に合った物件タイプを選択しましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
所沢市の売買物件一覧へ進む
新築一戸建てを購入するときの流れ
新築一戸建てを購入する際の大まかな流れは、資金計画とハウスメーカー選び、売買契約、建設工事請負契約と住宅ローン申し込み、支払いと引き渡し、という手順になります。
資金計画とハウスメーカー選び
まず、自己資金から初期費用に回せる金額や、無理のない住宅ローン返済額を考え、エリアや間取りなどの条件を絞り込みます。
すでに付き合いのあるハウスメーカーがあれば、予算や希望条件を伝えることで、条件に合う土地を提案してもらいやすくなります。
土地が見つかったら、売主に買付証明書を提出し、購入意思を示しましょう。
値下げ交渉するなら、買付証明書に希望価格を記載し、売主がその価格で売却可能か検討する流れになります。
売買契約
売主と買主が合意したら、宅地建物取引士が立ち会うなかで売買契約を結びます。
買主は、本人確認書類、手付金(建売の場合は、物件価格の5%位が目安、注文の場合は土地価格の1〜2割目安)、収入印紙、印鑑証明書などを用意します。
住宅ローンを利用する場合、この段階で事前審査を受けるべきです。
本審査ではありませんが、収入や物件情報を提出して金融機関が返済能力や限度額を判断するため、後から借入不可となるリスクを減らせます。
建設工事請負契約と住宅ローンの申し込み
事前審査に通ったら、ハウスメーカーと間取りや外装などを詳細に打ち合わせて建設工事請負契約を結びます。
部屋数や広さ、駐車場、水回りなど、こだわりを事前にイメージしておくと、交渉がスムーズです。
打ち合わせ内容が固まれば、住宅ローンの本審査を受け、金融機関との契約に進みます。
本審査では、団体信用生命保険への加入を求められることが多いです。
団体信用生命保険とは、住宅ローン債務者が返済期間中に死亡または高度障害となった場合、保険金によってローン残債が支払われ、遺族の負担を軽減する制度です。
この保険に加入することで、家族は安心感を得られます。保険料は金利に含まれることが多く、加入者が別途支払う必要はないため、利用者は資金計画を立てやすくなります。
さらに、保険は金融機関によってプランが異なるため、契約時には比較検討が重要です。
審査には、1〜2週間ほどかかる場合があります。
支払いと引き渡し
住宅ローン契約が成立すれば、打ち合わせ内容を反映した施工作業に移ります。
ゼロからの建築では1年近く要する可能性もあるため、担当者や建築業者と定期的に連絡を取り、進捗を確認しましょう。
完成後、問題がなければ登記手続きと代金支払いを行い、物件が引き渡されます。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
所沢市の売買物件一覧へ進む
新築一戸建てを購入するときの注意点
ここからは、購入時の注意点を3つ挙げます。
契約後のキャンセルは違約金の対象になる
土地の買付証明書を提出した後、売買契約成立前なら買主都合でキャンセル可能ですが、契約成立後は違約金が発生します。
キャンセルした場合、手付金が戻らないのが一般的です。
特約によっては手付金以上を求められることもあるため、契約締結前に十分確認しましょう。
住宅ローンの事前審査を受けるべき
購入意思があっても本審査に落ちれば支払い不能となり、契約後の解約では違約金がかかります。
事前審査で借入可能額を把握し、必要な分だけ借りることで、将来の教育費や緊急時の資金確保がしやすくなります。
建築中は積極的に立ち会いをする
注文住宅でゼロから建てるなら、可能な限り工事現場に足を運び、進行状況を確認してください。
直接確認することで、職人やハウスメーカー側も緊張感を持ち、質の高い施工が期待できます。
進捗を把握しておけば、設計イメージとの差異に気付いた場合、早期に修正を依頼できます。
これにより、理想に近い住まいへと仕上げやすくなります。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
所沢市の売買物件一覧へ進む
まとめ
新築一戸建てを購入する際、費用を抑え素早く入居したいなら建売住宅、間取りや外装デザインなど細部までこだわりたいなら注文住宅がおすすめです。
住宅ローンを利用する場合は、返済計画を無理なく組み立てておきましょう。
さらに、注文住宅を選ぶなら建築期間中に密なコミュニケーションを図り、完成後に後悔しないよう注意が必要です。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
所沢市の売買物件一覧へ進む