不動産を購入する際は、住宅ローンを組んで資金を調達するのが一般的です。
住宅ローンにはいくつかの種類があるため、選び方のポイントを押さえておくと良いでしょう。
そこで今回は、不動産を購入する際の住宅ローンの種類や選び方のポイント、金利のプランについてご紹介します。
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不動産を購入する際の住宅ローンの種類
不動産を購入する際に組む住宅ローンは、融資を提供している機関によっていくつかの種類が存在します。
それぞれの種類によってローン商品の特徴が異なるため、不動産を購入する際はどのローンを選択するかよく検討する必要があるでしょう。
民間融資
民間融資とは、一般的な銀行などの金融機関が提供している住宅ローンの一種です。
変動型や固定期間選択型などの金利方式が採用されており、商品ごとに融資条件が異なるため、選択肢が豊富です。
不動産会社から紹介を受けて借りる提携ローンもあり、民間の金融機関ならではの特徴的なサービスが提供されている場合もあります。
公的融資
公的融資は、自治体などの公的機関が提供している住宅ローンの一種です。
財形貯蓄を行っている人が利用でき、1年以上継続しており、残高が50万円以上あることが利用条件となります。
借入時の金利はおおむね年1%前後に設定され、5年間固定されるため、比較的有利な条件とされています。
借入可能額は財形貯蓄残高の10倍までで、上限は4,000万円です。
また、民間融資と公的融資の中間に位置する「協調融資」と呼ばれる住宅ローンも選択肢の一つです。
代表的な例として、金利が固定されて変動しない【フラット35】があります。
購入する住宅が省エネ性、耐震性、バリアフリー性、耐久・可変性のいずれかに優れている場合は、一定期間金利の引き下げが受けられる【フラット35】Sを利用することも可能です。
自治体融資
自治体融資は、各都道府県や市区町村などの自治体が提供している住宅ローンの一種です。
融資制度の有無や、融資の条件は自治体ごとに異なります。
特定の住宅ローンを一定の条件で借りた場合に、利子を一定期間補助するなど、制度の内容は多様です。
制度の有無や詳細については、該当する自治体に確認する必要があります。
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不動産を購入する際の住宅ローンの選び方のポイント
不動産を購入するために住宅ローンを組む際は、さまざまなポイントを押さえたうえで、経済状況に合ったものを選ぶ必要があります。
とくに重要なポイントは、住宅ローンの金利と今後のライフプランです。
住宅ローンの金利
不動産購入時の住宅ローン選びにおける重要なポイントの一つは、住宅ローンの金利です。
金利が高いと、借入金額にくわえて多くの利息を支払う必要があり、家計に負担がかかる可能性があります。
返済期間を短く設定すると、1か月あたりの返済額は増えますが、金利負担が軽減され、返済総額を抑えられます。
一方、返済期間を長くすると金利の支払いは増加しますが、毎月の返済額が抑えられ、家計への負担を軽減することが可能です。
また、住宅ローンにはボーナス一括払いを選択できる方法や、繰り上げ返済といったさまざまな返済手段があります。
これらを活用すれば、ローンの早期完済が可能となりますが、ボーナスが支給されない場合は返済に支障をきたす恐れがあるでしょう。
繰り上げ返済は任意のタイミングで実施できますが、頻繁におこなうと手元資金が不足し、老後の生活資金に影響することもあります。
これらの条件を踏まえ、自身や家族の経済状況に適した住宅ローンを選ぶことが重要です。
今後のライフプランを考慮する
不動産を購入するために住宅ローンを組む際は、今後のライフプランを考慮した返済計画を立てることが重要です。
住宅ローンの審査ではさまざまな条件に基づいて借入上限額が決定されますが、その上限額までローンを組むことは避けるべきです。
現在の条件でしばらく返済できたとしても、将来的に子どもの教育費が増加したり、収入が変動したりすると、返済が厳しくなる可能性があります。
転職や失業により収入が減少したり、ボーナスが支給されなくなるなど、現状の収入が続くとは限りません。
金利が変動するタイプのローンでは、途中で金利が上昇する可能性があるため、特に注意が必要です。
今の年齢から何歳まで働く予定か、職業が変わる可能性、子どもの人数など、さまざまな条件とライフプランを踏まえてローンを選ぶことが大切です。
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不動産購入で利用できる住宅ローンの金利プラン
不動産購入のために住宅ローンを組む際に重要なのは、金利の存在です。
金利が高いと、返済のために支払う総額が高くなるので、なるべく低い数字のローンを選ぼうとする方も多いでしょう。
しかし、金利の利率だけ見て選択すると、あとでより高額な支払いが発生する可能性があるため、注意が必要です。
不動産を購入する際は、住宅ローンの金利プランがどうなっているかについても、目を向ける必要があります。
変動金利型
変動金利型は、銀行などが提供する民間融資における代表的な金利タイプです。
不動産を購入した時点での金利は1%未満など低めに設定されていることが一般的ですが、金利は半年ごとに見直されるため、後に上昇する可能性があります。
返済額も5年ごとに見直され、前回の1.25倍まで上昇する可能性があるため、注意が必要です。
仮に金利や返済額が毎回上がる場合、長期間の返済期間がある住宅ローンでは、返済総額が増加する可能性があります。
将来的に収入が増加する、または支出が減少する見込みがある方や、金利の上昇に対応できるほどの貯蓄がある方に適した金利プランです。
全期間固定金利型
全期間固定金利型は、返済期間中の金利が不動産購入時の利率に固定されるタイプの金利プランです。
変動金利型と比べると、最初の利率は高めに設定されていることが多いですが、返済期間が終了するまで金利が変わらないため、安定しています。
返済総額も最初から決まっているため、将来的な資金計画を立てやすいプランです。
不動産購入後は、子どもの教育費や老後資金の貯蓄などに専念できるでしょう。
全期間固定金利型のローンの代表例は、協賛融資の【フラット35】です。
また、民間融資のなかには、独自の全期間固定金利型ローンを提供している金融機関も存在します。
固定期間選択型
固定期間選択型は、一定期間のみ金利が固定され、その後は変動金利に切り替わるタイプの金利プランです。
2年、5年、10年、20年など、金利を固定する期間を選択できます。
なお、金利の固定期間が終了した時点で強制的に変動金利になるわけではなく、その時点での金利を基に再び固定するか、変動金利にするかを選択できます。
金利の設定は固定期間の長さによって異なり、期間が長いほど初期金利が高く設定される傾向があるでしょう。
固定期間の選択肢は金融機関によって異なるため、注意が必要です。
金利の固定期間を短期間に設定する場合は、期間終了後の金利上昇リスクが高い点に留意しましょう。
5年、10年などの中程度の期間を選択する場合は、期間終了後の家計について十分に検討しておく必要があります。
長期間の固定期間を選ぶ際は、【フラット35】との条件を比較したうえで選ぶと良いでしょう。
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まとめ
不動産を購入するための住宅ローンには、民間融資や公的融資、自治体融資などの種類があります。
ローン商品を選択する際は、金利やライフプランについてよく検討することが大切です。
金利について検討する際は、数字だけでなく、金利のタイプについても考慮すると良いでしょう。
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