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住み替えで売却したいけどローンが残っている方必見!資金計画や手順のポイントも紹介

不動産売却コラム

名村 祐哉

筆者 名村 祐哉

不動産キャリア24年

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住み替えを検討している中で、現在の住まいに住宅ローンが残っている方は、「ローンが残ったまま新しい家に住み替えることはできるのだろうか」「資金計画はどう進めたら良いのだろう」と悩まれる場面が多いものです。この記事では、住宅ローンが残るなかでも住み替えを実現するためのポイントや、活用できる融資手段、資金計画の要点、注意すべき流れなどを分かりやすく解説します。住み替えを安心して進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

住宅ローンが残っていても住み替えは可能な理由

住宅ローンがまだ残っていても、住み替えは十分に可能です。まず、現在お住まいの住宅を売却して得られた資金でローンを完済し、余ったお金を新居の購入費用に充てることで実現できます。このような資金計画が成り立つ場合、住み替えは現実的な選択となります。

また、売却と新居購入を同時に進めることで、資金の流れを一括で管理できます。例えば「住み替えローン」を活用すれば、現在のローン残高と新居購入資金を一本化して借り入れでき、自己資金を抑えて住み替えをすることが可能です。この方法では、複数のローンを同時に返済する煩わしさを避けられます。

さらに、「売り先行」と「買い先行」の進め方を理解しておくことで、資金計画をより確実に立てることができます。「売り先行」は、現住居を先に売却することで新居の購入予算を明確にでき、「二重ローン」のリスクを回避できる安心感があります。一方、「買い先行」は新居を先に確保でき、仮住まいが不要になるなど、スムーズな引っ越しが可能です。それぞれの特徴を把握し、ご自身の状況に最適な方法を選択することが重要です。

以下に、「売り先行」と「買い先行」の違いと特徴を簡潔にまとめた表を示します。

進め方 メリット デメリット
売り先行 資金計画が明確、二重ローンリスクが少ない 仮住まいが必要、引っ越しが2回になる可能性
買い先行 仮住まい不要、引っ越しは1回、時間をかけて選べる 住宅ローンが重複する可能性、売却に時間がかかると負担増

このように、残債がある状況でも資金計画をしっかり立て、適切な進め方を選ぶことで住み替えは十分可能です。

ローン残債がある場合に活用できる融資手段

住み替えを進める際に、住宅ローンの残債がある場合でも以下のような融資手段を活用することで、資金計画を立てやすくなります。

融資手段 概要 主なメリット・注意点
住み替えローン 旧居のローン残債と新居購入費用をまとめて借りるローン 残債があっても新居購入が可能。同一ローンで一本化できる。
ただし、審査が厳しめで金利もやや高めとなる傾向があります。
つなぎ融資 旧居売却前に資金が足りない場合に短期で借りる融資 買い先行でも必要資金を確保できる。一時的に売却益で返済可能。
しかし金利や手数料が高く、返済期限や取り扱い金融機関に注意が必要です。

まず、「住み替えローン」は、住宅ローンの残債と新居購入費用をまとめて一括で借り入れることで、資金不足を補いつつ、ローンを一本化できる仕組みです。たとえば、売却額で旧居ローンが完済できない場合、その不足額を新居購入費に加えて一括で借りられます。これにより自己資金が少なくても住み替えが可能となります。ただし、融資額が大きくなるため、金融機関の審査は厳しくなる点に注意が必要です。

次に、「つなぎ融資」は、売却と購入のタイミングがズレる際に一時的に資金を確保するための短期ローンです。例えば前の住まいが売却できる前に新居を購入したい場合、つなぎ融資を活用することで支払いを可能にし、売却後に一括返済できます。迅速に資金を用意できる一方で、金利が高く、事務手数料や遅延損害金などの費用負担や、取扱金融機関の少なさなども考慮する必要があります。

それぞれの手段を利用する際には、金利や審査の厳しさ、返済スケジュールなどを理解し、資金計画に無理がないか慎重に確認することが重要です。


住み替えを成功させるための資金計画のポイント

まずは、ご自宅の住宅ローン残高と、売却想定価格を正確に把握することが基本です。売却価格がローン残債を下回る「オーバーローン」か、上回る「アンダーローン」かによって、住み替えの資金計画は大きく変わります。たとえば、ローン残債が2,500万円、売却見込みが2,100万円の場合、400万円の不足が生じ、その分をどのように補うかが検討課題になります(≒住み替えローンなど)。

次に、自己資金だけでなく、売却時や新居購入時に必要となる諸費用を確保することが重要です。売却には仲介手数料・印紙税・抵当権抹消費用など、新居購入には登録免許税・印紙税・火災保険料・ローン事務費用などがかかります。諸費用の合計額は、売却時・購入時を合わせて物件価格の約10%前後になることが一般的です。

さらに、収入や返済能力を見据えたシミュレーションも不可欠です。金融機関は借入額を審査する際、年収に応じた返済負担の割合や借入額の上限(例:年収の5~7倍以内)を基準としています。たとえば年収800万円の場合、借入目安は4,000~5,600万円程度となり、無理のない返済計画を立てたうえで、借入額を検討する必要があります。

項目内容目安・ポイント
売却実行後のローン残債売却価格との差額アンダー/オーバーローンを判別
諸費用の確保売却・購入それぞれの手数料・税金等物件価格の約10%を目安に
収入に応じた借入計画年収・返済負担比率・借入限度年収の5~7倍以内が目安

以上を踏まえた資金計画によって、住み替え時における資金不足や返済負担の不安を未然に防ぎ、安心して新生活をスタートしていただく土台を築くことができます。


④ 住み替えを進める上で注意すべき手順と準備

住み替えをスムーズに進めるには、手順を段階的に整理し、税制上の特例の適用可否やスケジュール管理にも細やかに配慮する必要があります。

まず、基本的な流れを以下の表にまとめます:

段階内容留意事項
① 査定・媒介契約売却予定の不動産を査定し、媒介契約を締結します。信頼できる査定と透明な契約条件が重要です。
② 売却活動・折衝買主を探し、条件交渉や契約を行います。価格交渉に備えて資金計画と希望条件を明確に。
③ 新居探し・ローン申請購入希望の物件を探し、必要に応じて住宅ローンを申し込みます。売却時期との調整や審査準備が鍵です。
④ 決済・引き渡し新居の決済と引き渡しを行い、旧居も引き渡します。引っ越しや仮住まい期間の手配も余裕をもって。

次に、税制上の特例についてです。住み替えでは「三千万円の特別控除」と「買い替え特例」という譲渡所得に関する優遇制度がありますが、併用はできません。「三千万円の特別控除」は譲渡益から最大三千万円を差し引き、場合によっては課税がゼロになる強い節税効果があります。一方、「買い替え特例」は課税を新居を売却する時期まで繰り延べる制度で、売却時点で税負担を避けられますが、将来まとめて課税される点に注意が必要です。どちらが有利かは譲渡益の金額や将来の売却予定などによって異なるため、事前によく比較して検討することが大切です。ですから、税制上の選択は単独で適用することを前提に、ご自身の状況に応じて、専門家にも相談して判断なさることをおすすめします。

最後に、スケジュール調整の重要性についてです。売却と購入のタイミングがずれると、仮住まいを必要とする期間が発生することがあります。この時期の住居費や移転準備にかかる負担は見過ごせません。また、新居の決済日や引き渡し日と同じ日に旧居の引き渡しが集中すると、引っ越し作業が慌ただしくなり、心身ともに大きな負担となる可能性があります。ですから、余裕を持ったスケジュール設定と段取り計画を立て、無理のない流れで住み替えを進めることが成功の鍵となります。

まとめ

住み替えを検討している方にとって、住宅ローンが残っている状況でも適切な計画と準備をすれば問題なく住み替えは可能です。売却と購入のタイミングや資金計画、各種融資の活用方法まで正しく理解し、無理のない返済プランを立てることが大切です。さらに、税制特例や諸費用も見落とさず、スケジュール調整もしっかり行いましょう。不安や疑問がある場合は、早めに専門家に相談することで、安心して住み替えを進められます。

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