住宅ローン減税は2026年にどう変わる?控除額や制度のポイントを解説の画像

住宅ローン減税は2026年にどう変わる?控除額や制度のポイントを解説

住宅ローン

名村 祐哉

筆者 名村 祐哉

不動産キャリア24年

親切・丁寧・スピーディーな対応を心掛けております。
どんな些細なことでも、お気軽にご質問・ご相談ください!

「住宅ローン減税の制度が2026年にはどう変わるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。住宅の購入や新築は人生でも大きなイベントであり、税金面の優遇制度をしっかり理解しておくことはとても大切です。この記事では、2026年に住宅ローンを利用する予定の方へ向けて、現行制度のしくみや今後の見直し予測、そして今からできる対策方法まで、分かりやすく解説いたします。

2026年以降の住宅ローン減税制度の現状と予測

まず、現行の住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)は、2025年12月31日までに入居した住宅が対象となる制度でございます(控除率0.7%、控除期間最大13年)。省エネ基準に適合した住宅が対象であり、床面積の要件緩和や子育て世帯・若者夫婦への優遇措置も現行制度には盛り込まれております。

現在(2025年12月時点)、2026年以降の制度継続について政府から正式な発表はありません。しかし、過去の改正状況や制度の目的からすると、住宅取得支援および景気対策として制度延長の可能性は高いと見られています。特に、過去の税制改正要望でも現制度の維持が示唆されており、既存の借入限度額や控除率がそのまま継続される可能性もあります。

ただし、最終的な制度内容については、2025年末に公表される「令和8年度税制改正大綱」によって正式に決定される予定です。住宅の購入を検討されている方は、政府の発表動向を適宜確認いただく必要があります。

以下に、現状と予測を整理した表を示します。

項目 現行制度(〜2025年入居) 2026年以降の見通し
対象入居時期 〜2025年12月31日 未定(延長の可能性あり)
控除率・期間 0.7%、最長13年 維持される可能性あり
優遇要件 省エネ住宅、子育て世帯等への優遇あり 省エネ重視・優遇継続の可能性

2025年まで適用される現行制度の控除額のしくみ

まず、住宅ローン控除の基本は「年末の住宅ローン残高×控除率0.7%」で算出される年間控除額にあります。たとえば、年末残高が3,000万円であれば、年間21万円が控除対象となります(3,000万円×0.7%)。

次に、控除期間や借入限度額は住宅の性能や世帯の状況に応じて異なります。下表に要点をまとめます:

住宅の種類・世帯借入限度額(年末残高上限)控除期間
一般世帯・省エネ基準適合住宅3,000万円13年
子育て世帯・若者夫婦・認定長期優良住宅など最大5,000万円13年
その他の住宅(省エネ非適合など)2,000万円10年

表中の数値は、新築・買取再販住宅の場合で、子育て世帯・若者夫婦に対する優遇制度も含めた内容です。

そして、控除の適用対象となるかどうかは、床面積や所得要件も重要です。床面積は原則50平方メートル以上ですが、一部条件(例:所得1,000万円以下、新築確認時期など)に該当する場合は40平方メートル以上でも適用可能です。また、所得上限は合計所得2,000万円以下が対象とされています。

最後に、控除額が所得税だけで控除しきれない場合、住民税からも控除される仕組みがあり、住民税からの控除の上限は年間約13.65万円/9.75万円となっている点にも注意が必要です。


2026年以降注目すべき見直し可能性のポイント

2026年以降の住宅ローン減税制度については、現時点では正式な決定はされておらず、今後の税制改正大綱で方向性が示されることになります。国としても住宅市場の安定や環境政策との調和を考慮し、制度そのものは延長される可能性が高いとされていますが、控除率や借入限度額、対象となる住宅要件には変更の余地があります。

まず注目すべきは控除率と控除期間、借入限度額の見直しです。過去の改正では、控除率が従来の1%から0.7%へ下げられ、借入限度額や控除期間も見直されてきました。2026年以降も同様に、制度は延長されても優遇幅が縮小される可能性があります。

次に、省エネ住宅への優遇傾向が強まる見通しです。2024年以降、省エネ基準に適合しない住宅は対象外となるなど、環境性能の高い住宅への優先が顕著です。2050年カーボンニュートラル政策との整合性から、2026年以降も引き続き省エネ性能の高い住宅が優遇される可能性が高いです。

さらに、子育て世帯や若者夫婦世帯への優遇措置も注目されます。現行制度では、これらの世帯に対して借入限度額の上乗せなどの優遇追加が行われています。2026年以降も同様の支援が継続されるか、また範囲や条件が見直される可能性があります。

見直し項目 注目される可能性 背景・理由
控除率・期間・限度額 縮小や調整の可能性 財政負担・公平性の観点
省エネ住宅優遇 強化または維持 脱炭素政策との整合性
子育て・若者世帯支援 継続や拡充の可能性 住宅取得支援の観点

このように、制度自体は継続される可能性が高い反面、制度の枠組みや優遇内容には変更の余地があります。制度の詳細については、2025年12月に公表される税制改正大綱をよく確認することが重要です。


2026年の制度改正に備え、今からできる準備

2026年以降の住宅ローン減税制度については、2025年12月に公表される「税制改正大綱」を待つ必要があります。これにより、制度の延長や控除内容の見直しが明らかになりますので、定期的に政府や国土交通省の情報を確認することをおすすめします。現時点では公式な改正案は公表されておらず、最新の動向を注視することが重要です。

また、契約や入居のタイミングを戦略的に考えることも大切です。現行の制度を確実に活用するためには、2025年12月末までに入居する計画を立てると安全です。仮に2026年以降も制度が延長される場合でも、制度内容が変更される可能性があるため、早めのスケジュール調整が有効です。

さらに、高性能住宅(省エネ基準適合、ZEH水準、長期優良住宅など)の選択が、今後の優遇措置に備える鍵です。これらの住宅は、借入限度額の上乗せや控除期間の延長などのメリットが期待できますので、性能証明書などの準備を含めて検討してください。

以下に、準備すべきポイントをまとめた表をご用意しました。

準備項目 具体的内容 目的
税制改正大綱の確認 2025年12月公表予定の与党・政府大綱の情報をチェック 制度延長や内容変更の有無を早期に把握する
入居スケジュールの調整 2025年12月末までに入居できるよう工程を逆算 現行制度を確実に活用する
住宅性能の事前確認 省エネ認定や長期優良住宅の要件を満たせるか確認 控除額や適用条件での優遇を最大限に受ける

これらの準備が、2026年以降も住宅ローン減税制度を有効に活用する基盤となります。制度や住宅計画についてご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

2026年に住宅ローンの利用を検討している方にとって、住宅ローン減税制度は大きな関心事です。現行制度は2025年まで詳細が定まっていますが、2026年以降については税制改正の動向を注視する必要があります。控除率や控除額、適用条件など今後変更される可能性もあるため、ご自身に合った住宅取得計画の準備が大切です。早めに情報収集を行い、制度の最新情報を確認していきましょう。

お問い合わせはこちら

”住宅ローン”おすすめ記事

  • 住宅ローンの50年返済審査は難しい?基準や注意点を解説の画像

    住宅ローンの50年返済審査は難しい?基準や注意点を解説

    住宅ローン

  • 住宅ローンを50年組むと何が変わる?メリットとデメリットを整理の画像

    住宅ローンを50年組むと何が変わる?メリットとデメリットを整理

    住宅ローン

  • 住宅ローンの50年返済とは?フラット35との違いと比較ポイントを解説の画像

    住宅ローンの50年返済とは?フラット35との違いと比較ポイントを解説

    住宅ローン

  • フラット35のペアローン繰上げ返済はどんな仕組み?手順や注意点も確認しようの画像

    フラット35のペアローン繰上げ返済はどんな仕組み?手順や注意点も確認しよう

    住宅ローン

  • フラット35でペアローンの審査はどうなる?基準や条件をわかりやすく解説の画像

    フラット35でペアローンの審査はどうなる?基準や条件をわかりやすく解説

    住宅ローン

  • フラット35のペアローンと収入合算の条件は?利用前に知っておきたいポイントも解説の画像

    フラット35のペアローンと収入合算の条件は?利用前に知っておきたいポイントも解説

    住宅ローン

もっと見る