
所沢市のマンション相場は今どう変動している?価格の傾向と要因をまとめて紹介
所沢市でマンションの売却や購入を検討している方は、近年の価格相場やその変動が気になるのではないでしょうか。マンション相場は地域や駅からの距離、築年数によってもさまざまな動きを見せています。本記事では、所沢市全体のマンション相場とその変動傾向、所沢駅周辺の特徴、西武新宿線沿線の最新トレンド、さらには築年数や間取りごとの価格変動まで詳しくご紹介します。適切な判断のための参考に、ぜひ最後までご覧ください。

所沢市全体のマンション相場とその変動傾向(所沢市 マンション 相場 変動)
所沢市におけるマンションの平均売却価格や平米単価について、最新データに基づきご紹介します。
| 指標 | 2025年の数値 | 前年との変動 |
|---|---|---|
| 平均売却価格 | 2,651万円 | 1年前比 −15.9% |
| 平均平米単価 | 37.66万円/㎡ | 1年前比 −15.9% |
| 参考:最新坪・平米単価(取引事例データ) | 坪単価 109.7万円/坪(=約33.2万円/㎡) | 前年比 −18.1% |
こちらは、「すまいステップ」の売却価格データによりますと、2025年の所沢市マンションの平均売却価格は2,651万円、平米単価は37.66万円/㎡となっており、1年前と比較して価格が15.9%下落しています。一方、過去3年で見ると9.7%の下落、5年前と比べると23.2%の上昇という動きも見られます(出典:すまいステップ)
また、アセットロケットによる国土交通省の取引事例をもとにした最新の価格相場では、坪単価は109.7万円/坪、約33.2万円/㎡となっており、前年から18.1%、平米単価で約18%の下降です(出典:アセットロケット)。このように、取引件数の減少と駅から遠い物件の比率の増加が、価格全体を押し下げている要因と考えられます。
では、なぜこのように価格が下降したのか――背景には、所沢市がもともと交通利便性や都市機能の充実から高い安定性を誇っている点が挙げられます。西武線沿線で都心直結のアクセスに優れ、「グランエミオ所沢」などの商業施設整備や所沢航空記念公園・ところざわサクラタウンなどの文化・緑の環境が整っていることから、資産価値の維持が一定程度図られています(出典:すまいステップ)。この安定した基盤があるため、短期的な価格下落があっても、長期的には下支えとなる見通しです。

:所沢駅エリアにおけるマンション相場の特徴と変動要因
所沢駅周辺のマンション相場は、坪単価(一坪あたり)と平米単価で見ても、市全体と比較して高い水準にあります。最新のデータによれば、所沢駅エリアのマンション坪単価は約181.1万円、平米単価は約54.8万円です(前年度比では約-7.7%の下落)。
取引件数も大きく減少しており、2025年の取引件数は21件と前年度の102件から約79%減少しました。この大幅な減少は、駅から距離のある物件や坪単価が低い物件が取引されたことによる傾向に起因しています。
もう一つの視点として、㎡単価平均に基づく動向も確認できます。特に中古マンションでは、2025年における所沢駅の㎡単価は55.5万円と、前年度の59.4万円から約-6.5%低下しています。取引件数も前年の102件から31件へ大幅に減少しました。
以下は、上記データを整理した表になります:
| 指標 | 数値(2025年) | 前年との変動率 |
|---|---|---|
| 坪単価 | 約181.1万円/坪 | -約7.7% |
| ㎡単価 | 約54.8万円/㎡(㎡単価平均:55.5万円/㎡) | -約6~7% |
| 取引件数 | 21件(㎡単価データ:31件) | -約79~70% |
こうした下降傾向の背景には、駅から遠い物件の取引増加や、価格が抑えられた物件が一定数含まれている点があります。また、取引件数の減少は市場の取引活性が鈍化していることを示します。さらに築年数や専有面積の増加傾向も影響し、相場の平均値を引き下げる要因となっています。

西武新宿線沿線(所沢駅~本川越駅)の相場動向と全体トレンド
西武新宿線・所沢~本川越間における中古マンションの価格相場(2025年1月~6月期)は、平均30.9万円/㎡で、前年に比べて約11.3%の下落となっています。また取引件数も201件と、前年の417件から半減近い51.8%の減少が見られ、不調な推移です。
| 項目 | 2025年(1~6月期) | 前年比変化 |
|---|---|---|
| 平均価格(万円/㎡) | 30.9 | −11.3% |
| 取引件数 | 201件 | −51.8% |
| 平均築年数 | 32.4年 | +4.6% |
この区間では全体として価格が下落しており、取引も大きく減少しています。築年数の増加は年数が経過した物件が増えていることを示し、価格圧力の一因と考えられます。また駅から徒歩の距離による傾向では、「駅近」は増加している一方で「高経年物件」も増えており、需給構造に複雑な影響を与えています。特に駅近で築の浅い物件が相場を支え、一部駅での上昇を下支えしている状況です。
このように、西武新宿線の所沢~本川越エリアでは、価格・取引ともに下降局面ながら、駅近や新しい物件に対する需要は依然として残っており、沿線全体として価格差・トレンドの二極化も進行しています。
所沢市マンションの築年別・広さ別で見る価格変動の傾向
以下の表は、所沢市の築年数帯ごとの平米単価と平均価格、さらに間取り別の中央値価格と築年数帯ごとの取引割合をまとめたものです。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 築年数帯別 平米単価(2024年) | 築10年:約64.8万円/㎡、築20年:約34.7万円/㎡、築30年以上:約23.6万円/㎡ | 築年が古くなるほど単価が下落する傾向です。 |
| 間取り別 平均価格(2024年1〜3月) | 2LDK:約3,010万円、3LDK:約2,916万円、4LDK:約2,950万円 | 部屋数の増減で価格の差は限定的です。 |
| 築年数帯別 取引件数と平均価格(2024年) | 1〜5年:5,579万円(8.6%)/6〜10年:4,573万円(10.1%)/…/26〜30年:2,366万円(19.1%) | 築古物件の取引が多く、平均価格も低めです。 |
まず、築年数帯ごとの平米単価では、築10年程度では約64万8千円/㎡、築20年程度では約34万7千円/㎡、築30年以上で約23万6千円/㎡と、築年数が古くなるほど単価が下がっている傾向が明確です。
次に、間取り別の平均価格では、2LDKが約3,010万円、3LDKが約2,916万円、4LDKが約2,950万円と、部屋数の違いによる価格差は比較的小さいことが分かります。
さらに、築年数帯ごとの取引件数と平均価格を見ると、もっとも件数が多いのは築26〜30年帯(19.1%、平均価格約2,366万円)、築1〜5年帯は取引割合こそ8.6%と少ないものの、平均価格は5,579万円と高額です。築古物件の取引が相対的に多く、価格帯としては下方に偏っている傾向が見受けられます。
これらの傾向を総合すると、築浅物件では価格が高くなり、築年数の経過とともに平米単価・平均価格が下がる一方で、供給や取引件数が多いのは築古物件である点が特徴です。この背景としては、築浅物件が資産価値面で高く評価され、築古物件には比較的手頃な価格帯のニーズが重視される実需層が多い可能性があります。
まとめ
所沢市のマンション相場は、ここ数年で大きな変動は見られないものの、エリアや築年数によって価格にばらつきが出ています。特に所沢駅周辺や西武新宿線沿線では、駅近や築浅物件の需要が高い一方、取引件数や価格の下落傾向も見受けられます。築年や間取りごとの傾向を知ることで、ご自身に合った住まい選びがしやすくなります。今後も最新の動向を押さえつつ、ご希望に合わせた情報収集が大切です。
