こんにちは。ハウジングトラストの名村です。
マイホーム購入希望者に役に立つ知識や、お得な情報をお伝えしていくマイホーム購入講座の第11回。
今回は『団体信用生命保険について』というテーマでお話します。
団体信用生命保険について住宅ローンを組むと、ほとんどの場合、団体信用生命保険に入る事になるのはご存知ですか?
団体信用生命保険(通称「団信」)とは、住宅ローンの返済途中で万一死亡や高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を銀行に全額支払うという保険です。
金融機関が、ローン利用者をまとめて生命保険会社に申し込むもので掛け金も安く、また加入時年齢による保険料の違いなどもありません。もし団信に加入していない場合に一家の大黒柱に万が一のことが起こったら、残された家族が住宅ローンを返済し続けなくてはなりません。
他の生命保険との兼ね合いもありますが、マイホームに安心して住み続けるために団信はとても重要なものとなります。民間金融機関の多くは、この団信の加入を住宅ローン借入れの条件としています。
この場合に団信の保険料は銀行負担となり保険料支払いは発生しません。ただし健康状態が良好で、生命保険に加入できる状態ではないと住宅ローンも借入れできないという制限があります。当初借入時のみならず、住宅ローンを借換えする際も同様となるので健康な状態でいるということは、より良い条件で住宅ローンを借入するためにも必要なことなのです。
では、過去に大きな病気をしてしまった・・。現在持病をかかえている・・。
そんな方は住宅ローンを諦めなければならないのでしょうか?
そんな必要はありません!
国の融資であるフラット35では、団体信用生命保険への加入が任意となっています。
現在、フラット35の表示金利には 団体生命信用保険の保険料が含まれており、住宅ローン利用者が団体生命信用保険の加入を希望しない場合、保険料の分だけ金利が引き下げすることできます。団信に入らないから住宅ローンが通らないという事は無いのです。
またフラット35の団信では、夫婦が連帯債務者になっている場合には、二人で加入できる「デュエット」があります。
夫婦のどちらか一方の加入者が死亡または高度障害状態になった場合には、住宅の持分や返済額等にかかわらず、残債務が全額弁済されるというものです。
最近は、通常の団信の保障に加えて、三大疾病保障付き、 七大疾病保障付きなど、
生活習慣病などで就業できなくなった場合の保障も付いている団信が多くなってきました。一般的な三大疾病保障は、「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」についての保障になります。
ただし、所定の状態になったらすぐに保険金が支払われ、住宅ローンの残高が清算されるもの、一定期間は毎月の支払額が支払われ、その状態が長く続いた場合のみローン残高が清算されるものなど、内容はさまざまです。
また、保険料についても保険料は銀行負担のもの、金利0.1~0.3%程度の上乗せのもの、月額で支払うものなど金融機関によっても異なります。
民間の住宅ローンですと、一般団信の保険料は通常、ローン金利に含まれている場合がほとんどです。
もし既に生命保険に加入していて、その中に住宅資金の保障額も含まれているのであれば、それは重複加入となります。よって住宅ローンを利用するときは、既に加入している生命保険の見直しも併せて行うと良いです。
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